アマビエの絵で疫病退散! 札幌市博物館活動Cが作品募集中

 みんなで大きなアマビエを作ろう!札幌市博物館活動センター(豊平区平岸5条15丁目1―6)は、新型コロナウイルス感染症の早期終息を願い、メッセージや思いを込めたアマビエやサッポロカイギュウのぬりえや作品をウロコの部分に、大きな一つのアマビエの絵を完成させる「みんなで大きなアマビエを作ろう!」を行っている。ホームページからダウンロードできる、2種類の「ぬりえ」と自由に作品を描く「枠のみ」の台紙を用意し、3パターンで作品を募集中。応募作品や、大きなアマビエの進捗状況は、随時ホームページで紹介していくという。  アマビエは、日本に古くから伝わる海にすむ妖怪で、その姿を描いて人に見せると、疫病が治まるといわれる。アマビエを「人魚」とする見方もあるという。札幌では、世界最古の大型カイギュウ化石「サッポロカイギュウ」が発見されており、カイギュウ類は人魚のイメージになった動物といわれている。  センターでは「人魚つながり」のアマビエとサッポロカイギュウを使って、たくさんの人々の力をあわせた大きな大きなアマビエを作り、みんなの思いを集めて形にしようと企画。一刻も早い新型コロナの終息を願うほか、医療従事者をはじめ、わたしたちの日々の暮らしを支えてくれている人たちへの感謝、応援の気持ちを表していく。  ぬりえのデザインは、アマビエとサッポロカイギュウが手を取り合って「えきびょうたいさんっ!」を願っているものと、小さなサッポロカイギュウがアマビエの頭に乗っているものの2種類。このほかに、自由に作品を描く「枠のみ」の台紙がある。サッポロカイギュウが頭に乗っているものにはアマビエが語る「吹き出し」、枠のみ台紙にもメッセージ欄があり、ここに医療従事者をはじめ、わたしたちの日々の暮らしを支えてくれている人々への感謝や応援メッセージなどを記入してもらう。寄せられたぬりえと作品は、高さ1m80㎝ほどの大きなアマビエのウロコ部分になり、22点で一つの大きなアマビエとなるという。  作品はメールか郵送で送付する。誰でも応募できる。応募してくれた人には、同センターオリジナルの「アマビエ×サッポロカイギュウ缶バッジ」がプレゼントされる(缶バッジ特典は1人1回、作品応募は複数可)。  問/同センター【TEL】011―374―5002。