ネットラジオで語る江別愛 市民有志が週1ペースで配信

 江別市や近郊市町村の情報や人にスポットを当てるネットラジオ「BRICK RADIO(ブリック・ラジオ)」がスタートした。パーソナリティーを務めるのは、江別市内でDJイベント「ブリック・パーティー」を定期開催するメンバーのひとりDJ hongkongこと龍田昌樹さんと、まちおこしグループ「えべつセカンドプロジェクト」の三ツ井瑞恵さん。「外出自粛が続く中、地元の元気になれる話題をお届けしたい」と意気込んでいる。

 「ブリック・パーティー」はDJイベント、「えべつセカンドプロジェクト」はWEBを通じての情報発信など、それぞれのアプローチで地域振興に取り組んでいる。江別を盛り上げようという共通の目的と、新型コロナウイルスの感染拡大という緊急事態を受けて、江別のまちおこしグループ同士がタッグを組んだ。
 放送は4月21日からスタート。江別の料飲店などをスタジオ代わりに、これまで6回収録を行った。番組は約30分。江別で活動するシンガーソングライターらをゲストに招き、地元の話題でトークを繰り広げた。
 最新の放送回では、江別在住のパンコーディネーター・森まゆみさんが出演。江別産小麦「はるゆたか」の生産にかける農家の思いや、地元製粉会社の努力でパン用の小麦が完成するまでのストーリー、むかし大麻銀座商店街にあったドイツパンの店の思い出まで、細かすぎるローカルネタで盛り上がった。
 三ツ井さんは「江別で何かに取り組む人たちの横顔を通じて、地域の魅力や可能性を掘り下げたい。江別愛あふれる人たちのトークを楽しんでほしい」と話す。
 収録は、コンパクトなボイスレコーダーひとつあれば、どこでもできる。今後はまちなかの雑踏が聞こえる屋外や、農家の納屋などまちのあらゆる場所をスタジオとして活用していく。
 「このまちの面白い人たちの言葉や思いを通じて、地域全体を盛り上げたい」と龍田さん。
 インターネットのコンテンツ配信サイト、noteで「BRICK RADIO」と検索すれば、全回無料で聴取できる。