江別市消防本部職員が最優秀賞を獲得 武田祐樹さん全国大会出場 全道消防職員意見発表大会

 江別市消防本部予防課に勤務する武田祐樹消防士長が、第46回全道消防職員意見発表大会で、最優秀賞を受賞し、全国大会への出場を決めた。同消防本部から全道大会へ出場したのは3年ぶりで、最優秀を受賞して全国大会へ出場するのは初めてのこととなる。5月中旬、江別市役所を訪れ、三好昇市長と佐々木雄二副市長に受賞を報告した武田さんは「日常業務の中でもできるだけ市民に伝わりやすい言葉を使うよう心がけています。全国大会でも頑張ります」と話した。
 大会では、全道58消防本部から選抜された11人の消防職員が、職務を通じての体験、業務に対する提言や取り組むべき課題などについて発表した。発表内容や表現力について、学識経験者や消防長代表らが審査した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、審査はDVDでの選考になったという。
 武田消防士長の発表テーマは「言葉の壁を越える、やさしい日本語の力」。災害弱者である外国人は、災害時に言葉の壁とぶつかることが多く、適切な行動や情報を受け取るための「新しい言語」を提案した。
 6月上旬に予定されていた全国大会は新型コロナの影響で延期され、日程は決まっていない。