特別展「ねないこだれだ誕生50周年記念」 道立文学館でせなけいこ展 7月26日まで、中央区

 絵本作家・せなけいこ氏の絵本原画や貴重な資料など、約250点が出品される、特別展「『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展」が7月26日(日)までの午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)、北海道立文学館特別展示室(中島公園1―4、地下鉄中島公園駅3番出口6分)で開かれている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、30分区切りの事前予約制となる。
 事前予約は同文学館の公式ホームページから可能。希望日前日の午後5時までに観覧予約をする。予約上の注意事項など詳細は、ホームページに記載している。会期中の休館日は月曜日。料金は一般700円、高大生・65歳以上の人450円、小中学生300円、未就学児無料。
 「ねないこだれだ」や「めがねうさぎ」の作者として知られる絵本作家のせなけいこ氏は1969年、37歳で絵本作家としてデビュー。おばけや妖怪、うさぎなどをモチーフに、貼り絵の手法を用いて生み出したシンプルながらも独創的な絵本は、世代を越え、多くの親子に読み継がれるロングセラーとなっている。
 特別展では、絵本デビュー作の「いやだいやだの絵本」4冊シリーズをはじめとする絵本原画や貴重な資料などを展示。これまであまり知られていなかった、絵本作家デビュー前の幻燈や紙芝居の仕事もひもとき、せなけいこ氏の創作の全貌(ぜんぼう)を紹介する。
 特別展の当初会期は4月4日~6月7日だったが、新型コロナの影響で変更となった。
 問/北海道立文学館【TEL】011―511―7655