夏至の夜に電気を消して、いろいろなつながりに思いをはせながら、スローな夜を過ごす「さっぽろキャンドルナイト」の実行委員会主催イベントが今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催見送りとなった。2020年の夏至は6月21日(日)。さっぽろキャンドルナイト実行委員会では、今年は家庭などそれぞれの場所で、「午後8時~10時の2時間、静かで豊かな時間を持って」と呼びかけている。
さっぽろキャンドルナイトは、「1年中で一番昼が長い夏至の日、夜8時~10時の2時間、みんなで一斉に電気を消して、スローな夜を過ごそう」というカナダで始まった自主停電運動に賛同してスタート。官民で作る実行委員会が主体となり、キャンドルナイトイベント、キャンドルナイトレストランといった取り組みを集約し、市民に発信してきた。
しかし、今年は新型コロナの影響で、イベント開催や情報の集約・発信を含め、1カ所に集うなど物理的に繋がることは難しい状況と判断した。実行委員会では「このような時だからこそ、より人と人とのつながりや支え合いに思いを馳せつつ、キャンドルナイトを過ごせたら」としている。
問/実行委員会事務局(札幌市環境政策課)【TEL】011―211―2877