札幌市に住む生後12ヵ月以上36ヵ月未満を対象に おたふくかぜ任意予防接種の一部費用助成 札幌市が開始、助成金額3000円

 札幌市は今年8月1日から、おたふくかぜの任意予防接種の一部費用助成を開始した。対象は、札幌市に住む生後12ヵ月以上36ヵ月未満の幼児。助成回数は1回で、助成金額は3000円。接種を受ける場合、医療機関では、接種時にかかった実費から3000円を差し引いた金額を支払う。すでに、おたふくかぜにり患したことのある人や今年7月31日以前に、自己負担で接種している人は対象にならない。
 おたふくかぜは、ムンプスウイルスの飛沫感染・接触感染によって起こる病気。重症化すると難聴の合併症を発症するおそれがあるという。日本小児科学会では、おたふくかぜワクチンは1歳と小学校就学前1年間の2回接種を推奨。札幌市では、集団生活を開始する前の接種が大切と考え、1回目の任意予防接種費用の一部助成を実施している。
 予防接種に関する詳細は札幌市のホームページに掲載しているほか、札幌市コールセンターでも案内している。
 問い合わせ/札幌市コールセンター【TEL】222―4894。