ちいさなひとのためのちいさな読み聞かせオペラ 音楽ユニットあっちぇ「知里幸恵と金子みすゞ」 10月23日、道立文学館

 19歳という早熟な才能で「アイヌ神謡集」を翻訳し、カムイユカラの豊潤な世界を瑞々しい日本語で描いたアイヌ女性の知里幸恵、「赤い鳥」をはじめとする童話・童謡雑誌が次々と刊行された大正期、彗星のごとく現れた童謡詩人の金子みすゞ。北海道と山口県。遠く南北に離れて生を受けたふたりは、同じ1903年生まれでもあります。(中略)そのふたりの作品をあわせた、ちいさなオペラをつくりました。「アイヌ神謡集」の絵本の読み聞かせと、かわいらしい童謡たちを、美しいピアノとソプラノの歌声が彩ります(案内より)……「~ちいさなひとのための読み聞かせオペラ~知里幸恵と金子みすゞ」が10月23日(水)午前11時~、北海道立文学館(中島公園内)で開かれる。上演は45分~50分ほど。料金は無料。定員は親子30組60人。事前申し込みが必要。
 「ちいさなこどもたちには芸術を、大人には癒しを」―と活動する、ソプラノの柳生たみさん、ピアニストの日小田直美さん、演出家の櫻井幸絵さん(朗読)の現役ママ3人で立ち上げた音楽ユニット「accie(あっちぇ)~ちいさなひとのためのオペラ~」が企画し、出演。知里幸恵「アイヌ神謡集」の絵本の読み聞かせ、金子みすゞの詩に曲を付けた歌曲、童謡、影絵、手遊びなどを盛り込んだオリジナルのオペラ作品を披露する。
 演奏会は11月2日(土)午前11時~、札幌山の手図書館(西区山の手4条2丁目)=定員親子25組50人=、11月22日(金)午前11時~、ふきのとう文庫(北6西12、JR桑園駅7分)=定員親子30組60人=でもそれぞれ開催されるという。
 申し込み・問い合わせ/accie【FAX】303―0831、メール【メール】tamiyagyu@gmail.com