北海道の稲作の歴史や文化… 北海道開拓の村特別展「北海道と米」 1月19日まで、開拓の村

 北海道開拓の村の2019年度特別展「北海道と米~米・稲・飯ものがたり~」が1月19日(日)までの午前9時~午後4時30分、同村・ビジターセンター2階ほか(厚別町小野幌50―1)で行われている。開拓の村入村料のみで観覧できる。料金は一般800円、高校・大学生600円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳を持っている人は無料。
 1920(大正9)年に、北海道産米の生産量が百万石を突破したことを記念し、大々的な祝賀会が開催された。その記念事業から100年を迎える中の特別展。北海道での稲作は、江戸期より栽培の記録は残っているが、寒冷な道内は稲作に適さないとみられ、酪農や畑作が奨励された。しかし、当時の人々の生活に欠くことのできない稲藁(いなわら)が求められていたこと、米食への思いなどから稲作への挑戦が続けられ、1892年(明治25)頃から官民挙げての積極的な稲作が始まった。
 特別展では北海道米のルーツ、品種改良の歴史、北海道の稲作に尽力した人々、私たちの生活と密接に関わる米について、北海道の稲作の歴史や文化をひも解く。
 問い合わせ/開拓の村【TEL】898―2692。