天然痘は江戸後期のアイヌ人口減少の要因のひとつといわれていますが、当時の人々はどのように対処したのでしょうか。その歴史をひも解くと、アイヌ社会における慣習や松前藩・江戸幕府による触れ・指示命令など当時の人々の対応を見いだすことができます(案内より)――北海道立図書館の講演会・資料で語る北海道の歴史の第20回「近世蝦夷地における天然痘流行とその対策」が11月16日(土)午後2時~4時、北海道立図書館研修室(文京台東町41)で開かれる。参加無料。定員は先着60人。申し込みは11月15日(金)まで。
講師は、北海道史研究協議会常任幹事で国立アイヌ民族博物館設立準備室調査官の永野正宏氏。江戸後期から幕末にかけての蝦夷地に焦点を当てて、天然痘流行やその予防接種・種痘実施の歴史を振り返るという。
申し込み・問い合わせ/同図書館利用サービス部北方資料室【TEL】386―8523。