新年を迎えて 年頭のごあいさつ … 江別市長 三好 昇

 新年あけましておめでとうございます。
 市民の皆さまには、日頃から市政各般に深いご理解と温かいご支援、ご協力を賜り心から感謝申し上げます。
 昨年は、元号が「平成」から「令和」に変わり、新たな時代の節目を迎えた中、当市においても、人口減少対策を最大の課題と捉えて策定した、第6次総合計画「えべつ未来づくりビジョン」の後半5年間がスタートしました。
 これまでの総合計画のもと、子育て環境の充実などを進めた結果、年少人口を中心に転入が転出を上回る社会増が続いております。また、12月に野幌駅南口に完成した宿泊施設と市民交流施設が新たな人の流れを創出し、まちの活気と交流人口のさらなる増加につながるものと期待されます。
 さて、今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックイヤーとなります。
 昨年、陸上十種競技の右代啓祐選手、バドミントン世界選手権女子ダブルス2連覇の松本麻佑選手、ラグビーW杯ではオーストラリア代表チームなど、トップアスリートとの交流により、たくさんの勇気と感動をいただきました。
 今年も、スポーツ合宿誘致を進めるとともに、2月には障がい者スポーツのスペシャルオリンピックスが市内でも開催されますので、市民の皆さまと一緒になって大会を盛り上げ、スポーツの普及促進を図ってまいります。
 また、「健康都市宣言」から今年で4年目を迎えます。健康寿命延伸に向けたE―リズムや野菜摂取の推進に加え、働き方にもつながる企業の健康づくりに取り組みます。
 あわせて、地域の特性を活かした産業間連携や産学官連携等による商工業の振興と、地域資源の掘り起こしによる観光振興などの施策を進めるほか、経済活性化に向けた地域内の投資や雇用の創出に努めてまいります。
 喫緊の課題であります市立病院の経営改善につきましては、「市立病院の役割とあり方を検討する委員会」からの提言のもと迅速に対応してまいります。
 今後におきましても、市の持つ特性や優位性を活かしながら、総合計画で掲げる「協働のまちづくり」、「災害に強いまちづくり」を進めてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
 新たな年が市民の皆さまにとって希望に満ちた一年となりますよう、心からご祈念申し上げます。