| イベントいろいろ2020年3月13日号2面 新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した悪質商法が懸念されることから、北海道環境生活部くらし安全局消費者安全課などが注意を呼びかけている。また、「マスクの電話勧誘」、「健康食品などの勧誘」、「義援金詐欺」といった事例などにも注意を促している。 実際に道内で相談のあった事例としては、「『マスク50枚入り、3箱、合計1万2000円。明日発送予定』などと民間事業者を装った者からメールがあったが、購入した覚えがない」―。 同課では▽商品購入の勧誘や義援金名目のお金の要求などを受けた場合には、その場で簡単に決めずに、もう一度よく考えることが大切です。家族など、周囲の方々にも相談をして、冷静に対応してください。▽契約しても、クーリング・オフや契約の取り消しができる場合があります。少しでも疑問や不安を感じた場合は、すぐにお住まいの自治体の消費生活相談窓口等に相談して下さい。▽消費生活でのトラブルでどこに相談してよいか分からない場合には、一人で悩まずに、消費者ホットライン「局番なしの『188』」をご利用下さい―などとしている。 また、今後懸念される事例として▽マスクの電話勧誘=「マスクがないと大変なことになる。この電話で購入すれば、通常10万円するマスクが半額で購入できる」などと、高額でマスクの購入を勧誘される。▽健康食品などの勧誘=「手洗い・うがいだけでは予防としては不十分だ。予防に効果がある健康食品がある」などと、効果が不確実と考えられる健康食品などの勧誘を受ける。▽義援金詐欺=「感染者への義援金を募っている。協力してほしい」などと、自宅を訪問して義援金目的で現金を受け取ろうとする電話がかかってくる―を挙げて注意を促している。 問/同課【TEL】204―5212。