札幌交響楽団の楽団員有志のアイデアによりいろいろな演奏を届ける「札響映像配信プロジェクト」の演奏動画が札響の公式ホームページで配信されている。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、演奏会が中止となっていることから、たくさんの人々に演奏を届けようという取り組み。現在、第1~4弾が配信されており、今後も随時、更新していくという。
これまでに配信している動画は、3月13日・14日に中止となった第627回定期演奏会の「ロビーコンサート」で演奏を予定していたグリーグ「弦楽四重奏曲より第1楽章」、楽団員が今年3月末で退団したフルート首席奏者髙橋聖純さんを囲んで演奏する、髙橋さんの札響楽団員として最後の演奏となるJ・ドゥメルスマン(川口晃編曲)「『ウィリアム・テル』の主題による華麗なる二重奏曲」、札響の金管楽器、打楽器メンバーによる「サウンド・オブ・ミュージック」、札響のチェロメンバーのラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」。
また、札響では公式ホームページで、吹奏楽部員らが自宅でできる練習をアドバイスする「札響メンバーによる吹奏楽ワンポイントアドバイス」も配信中。
問/札幌交響楽団【TEL】011―520―1771。