北広島市・竹山高原の農場、野村園(富ケ岡910―11)直営の農家レストラン「NOMUキッチン」がオープンした。自家製野菜を使ったランチプレートや、手作りのソフトクリームが人気を呼んでいる。
野村園は、できるだけ農薬を使わず、土中のミミズや微生物の力を借りた農業を実践している。一般的な農法と比べて収量は落ちるが、野菜本来の甘みが感じられると評判だ。
レストランは、敷地内の空き家屋を改装して4月中旬にオープンした。メニューは、キタアカリの手作りコロッケや季節の天ぷら、日替わりグラタン、鶏肉のトマト煮などのランチプレート(税込1100円)や、キーマ風カレー(同700円)、自家製トマトソースのハンバーグ(同1000円)、釜めし(同1000円)など。いずれも自社農園で収穫した野菜をふんだんに使った自慢の料理ばかりだ。
また、毎月5のつく日は手打ちそばを提供するほか、テイクアウト用の惣菜や、ほのかな酸味が爽やかな瀬戸内レモンソフト(同400円)も用意した。
オーナーシェフの野村佳寿子さんは「春には福寿草が咲き、サンショウウオが産卵する。夏にはカエルが鳴き、冬には野鳥がやってくる。自然のサイクルを感じながら、のんびりと食事を楽しんでほしい」と話している。
営業時間は午前11時から午後4時30分まで。通年営業。木曜定休。問/NOMUキッチン【TEL】011―802―8630。