友好都市土佐名産のブンタンを副原料に 江別×土佐の味クラフトビールに SOCブルーイング

 江別のクラフトビール製造会社、SOCブルーイング㈱(元町11―5)は、江別の友好都市・高知県土佐市名産のブンタンを使った限定ビール「ぶんたんヴァイツェン」を発売した。
 江別産小麦ハルユタカを使った同社の定番商品「ヴァイツェン」をベースに、ブンタンの香りを加え、さわやかな飲み口に仕上げた。
 江別の商業施設、EBRI内の地場産品アンテナショップが仕入れたブンタンが、新型コロナウイルスの影響で売れ残っていることを知り、ビールの副原料として使用することを思いついた。ピーラーで皮をむき、果汁と一緒にタンクで発酵、熟成させて、香りを引き出した。
 多賀谷壮工場長は「日本の柑橘類らしい上品な風味と、ヴァイツェンのまろやかな味がマッチした味に仕上がったと思う」と自信の出来栄え。限定1000リットル製造した。江別市内の地酒のおおつ(弥生町14)、林数男商店(江別5―4)、山田商店(野幌町55)、北海商店(野幌代々木町77)で販売している。また土曜日の午前10時~午後4時には同社工場で直販も行う。
 問/SOCブルーイング【TEL】011―391―7775。