「モンパルナスのプリンス」と呼ばれたキスリングの画業を 「キスリング展」会期延長決定! 6月28日まで、近代美術館

 STV札幌テレビ放送ほかが主催する「キスリング展 エコール・ド・パリの巨匠」が、北海道立近代美術館(北1西17、地下鉄西18丁目駅4番出口5分)で開かれている。
 ポーランドのクラクフで生まれたキスリング(1891~1953年)は、美術学校を卒業後、19歳でパリに出て、モンマルトルやモンパルナスで、ピカソ、モディリアーニ、藤田嗣治、ドランなど多くの芸術家と知り合う。彼らの影響を受けながらも独自のスタイルを発展させ、丁寧な筆致による洗練されたレアリスムと静謐(せいひつ)なムードに満ち、輝かしく官能的な色彩によって、エコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられている。展示では1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ、時代の寵児となったキスリングの初期の作品から滞米時代を経て晩年にいたるまでの画業を紹介する。
 会期は一週間延長され、6月28日(日)まで。開館時間は午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)。期間中の休館日は月曜日。料金は一般1500円、高校・大学生800円、中学生600円、小学生以下無料(要保護者同伴)。
 来館者には、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保ちながら鑑賞してもらうなど、新型コロナウイルスの感染予防の対策を促している。
 詳細は、STVホームページ「キスリング展」で確認を。
 問/同美術館【TEL】011―644―6882