一人暮らしのお年寄りの孤独死やゴミ屋敷などの特殊清掃を手掛けるリライブル㈱(鈴木健郁社長、大麻東町15―42)によると、新型コロナウイルス感染拡大のため外出自粛が続いたここ数カ月、孤独死による特殊清掃の依頼が減少しているという。鈴木社長は「社会との接点が極端に減ったことで、報告が遅れているのでは」と心配している。
同社は、建物の管理会社や遺族からの依頼で、家屋の特殊清掃や遺品整理を行っている。孤独死の発見が遅れた場合、遺体の腐敗のため、特殊な薬剤を使った消臭処理や大がかりな修繕を行わないと、現状回復が難しい。
同社は経験豊富なスタッフが、消臭・消毒、家財道具の片付け、さらにお焚き上げまで請け負う。また弁護士や行政書士、自治体の一般廃棄物収集運搬事業許可を持つ業者と連携し、法律上適正な処理を行っている。
通常1カ月に5~6件の孤独死案件の依頼を受けるという同社だが、外出自粛要請期間の4~5月は減少。鈴木社長は「最近見かけないお年寄りや、郵便物がたまっている家に気付いたら、警察など関係機関に報告してほしい」と呼び掛けている。
問/リライブル㈱【フリーダイヤル】0120―669―920