散歩道 9月20日号掲載

朝、目を覚ますと寝たままで一連の運動をする。身体の動きを維持するためだが、その中で若い頃からの悩みだった腰痛が、まったく出なくなった運動があるので報告する…。呼吸法をからめた簡単な運動だ▼①あお向けに寝たまま鼻からお腹いっぱい(お腹をふくらませる感じの腹式呼吸で)息を吸い込んだら、口からもう出ないというくらい極限まで息を吐き出し切る(当然お腹に力が入る…)=この一連の動作を3回以上=②今度は、両膝を立てて、同じように息を吸って息を吐き切る=同じく3回以上=。たったこれだけ。とにかく毎日続けるのが大切という。一度の回数は3回でも5回でも10回でも。散歩人はずぼらだから3~5回ずつ…▼リハビリをしてくれる理学療法士が「インナーマッスル(深層筋)を二重三重に鍛えて、ちょうど腰を保護するのに巻くベルトを強くする感じ」だと、この運動を教えてくれた▼重症ではないが、腰が少し痛い・重い・だるい…という時の解消法も教えてもらった。①イスなどに座って背筋を上方にピンと伸ばす②今度は力を抜いて腰をクタッと落す感じでゆるめる③この背筋を伸ばしたり、ゆるめたりする動作を、無理をしないよう何回か繰り返す――本当によく効く。腰の筋肉をケアする感じで“ながら的”に日常的にやっていると、腰がみるみる軽くなるからおすすめだ。